復帰速度
復帰速度とは、組織がdriftに気づいてから整合へ戻るまでをどれだけ速く進められるかを表すものです。
なぜこの指標が重要なのか
組織の健全性を測る指標の多くは、現在の状態を表しています。復帰速度が測っているのは別のものです。条件が悪化したときに何が起きるかです。
問うべきなのは、driftが起きるかどうかではありません。起きたあとに、どれだけ速く復帰できるかです。
復帰速度を遅くするもの
復帰速度は、次のような条件で落ちていきます。
- driftへの気づきが遅い
- 言語化しても安全ではない
- リーダーが復帰を体現していない
- 構造的な摩擦が大きい
- 組織のキャパシティが低い
こうした要因は重なり合います。
何が復帰速度を高めるのか
復帰速度は、次のようなときに高まります。
- driftにより早く気づける
- driftを言葉にするための語彙が共有されている
- リーダーが復帰を繰り返し体現している
- 復帰のための条件が保たれている
意図的な復帰を一度行うたびに、次の復帰のコストは下がります。
復帰速度と変化の速さは違う
復帰速度は、単に実行が速いことではありません。組織は素早く動いていても、その速さがギャップを閉じるのではなく広げているなら、復帰速度は低いままです。